ダイエットの豆知識

太る原因は肥満遺伝子ではなく生活習慣。肥満は努力で改善可能

人はなぜ太るのでしょうか?多くの場合、原因は生活習慣にあると言われています。

太っているのは体質のせい、肥満は遺伝が原因だと思っているのなら、まずは認識を改める必要があるでしょう。

確かに遺伝は肥満に影響を与えます。肥満遺伝子というものも発見されました。

しかし肥満の原因の7割は生活習慣によるものです。遺伝の影響は3割程度です。

もし痩せたいのであれば、太る原因である生活習慣を見つめ直しましょう。

生活習慣をチェックし改善しよう

まずは太る生活習慣をチェック。以下の項目に当てはまる人は注意が必要ですよ。

高カロリーの食事(脂っこいものが好き)

太っている人は高カロリーの食べ物を多く摂取している可能性が高いです。特に脂っこいものはカロリーが高いです。

唐揚げ、カツカレー、カツ丼、天ぷら、ピザなど…美味しいですよね。

脂っこい高カロリーの食事は、太る原因のひとつです。

過剰に摂取するのはやめましょう。

アルコール(お酒)の過剰摂取

お酒にもカロリーがあります。

ビールは約40カロリー、ワインは約70カロリー、日本酒は約100カロリー、焼酎は約150カロリー、ウイスキーは約240カロリーです(お酒100mlあたりのカロリー)。

度数が高くなるにつれてカロリーも高くなります。

何杯も飲んでいると、あっという間に1000カロリーを超えてしまいます。

さらにアルコールを摂取すると、肝臓で中性脂肪が合成されます。その中性脂肪は体脂肪へとなります。

中性脂肪が増えすぎると、肥満や脂肪肝、動脈硬化へとつながります。生活習慣病へのリスクが高まります。

おやつ(間食)の習慣化

食事をそんなに食べていないのに「なぜか太ってしまう」という人は、間食を摂っていないかチェックしてみましょう。

お菓子を食べたり、飴をなめたり、ジュースを飲んだりしていませんか?

ちょっとだけだと思っていても、これらにはカロリーがありますし、何個も食べていれば大きなカロリーとなります。

自分がどれくらい間食していて、どれほどのカロリーを摂取しているのかを調べてみてはいかがでしょうか?

スマホアプリを使って、食べた物をレコーディングしてみると良いでしょう。

運動不足

摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければ太りません。

高カロリーの食事を避けたり、アルコールの摂取量を減らしたり、間食を食べないようにするのは「摂取カロリー」をコントロールする役割があります。

逆に運動を行うことは消費カロリーをコントロールする役割があります。

通勤する際に、エスカレーターやエレベーターではなく階段を使ったり、週に2回程度の筋トレを行ってみてはいかがでしょうか?

筋トレは見た目も変化させます。美しく健康的に痩せましょう。

肥満改善には食事管理と運動が大切

上記で挙げた「太る生活習慣」で当てはまるものがあれば改善しましょう。

過食を避け、適度な運動をしていれば太りません。

僕のおすすめは、このサイトでも紹介しているリーンゲインズダイエットですが、食事管理×筋トレが実践されれば肥満は改善できると信じています。

以下の5ステップを意識しましょう。

  1. ステップ1:自分のレベルにあった食事のルールを設定しよう
  2. ステップ2:毎日の食事内容を記録しよう
  3. ステップ3:運動日を設定しよう
  4. ステップ4:自分のレベルにあった実践可能な運動から始めよう
  5. ステップ5:継続が大事。モチベを高める工夫をしよう

原因の3割の肥満遺伝子とは

太る原因の大半は生活習慣ですが、3割は遺伝が絡んでいます。なので肥満遺伝子についても理解しましょう。

多くの日本人が持つ肥満遺伝子は大きく分けて3タイプです。

①β3アドレナリン受容体遺伝子

β3アドレナリン受容体遺伝子は基礎代謝が200kcalほど低く糖質の代謝が悪いのが特徴です。

このタイプはお腹周りが太っており、糖尿病や脂質異常症、脂肪肝に注意が必要だと言われています。男性に多く内臓脂肪を蓄えやすいです。

糖質の代謝が悪いので、甘いものを控え有酸素運動で内臓脂肪を燃焼させる努力が必要になるでしょう。

②アンカップリングプロテイン遺伝子

アンカップリングプロテイン遺伝子は基礎代謝が100kcalほど低く脂肪の代謝が悪いのが特徴です。

このタイプは下半身が太っており、子宮関係の病気に注意が必要だと言われています。

脂肪の代謝が悪いので、揚げ物を控え低脂肪食を心がけると良いでしょう。また下半身の筋トレを行うと効果的のようです。

③β2アドレナリン受容体遺伝子

β2アドレナリン受容体遺伝子は基礎代謝が200kcalほど高いのが特徴です。

ほっそりとしていて筋肉がつきやすいですが、一度太ると痩せにくい傾向になります。

心臓病やうつ病、低血圧などに注意が必要だと言われています。

このタイプはタンパク質を吸収しにくく隠れ肥満になりやすいので、高タンパクの食事を心がけ全身の筋トレを行うと良いでしょう。

このように肥満遺伝子によって特徴が違います。

しかしながら肥満に及ぼす影響は3割で「最も重要なのは生活習慣の改善」です。

あまり気にせずに、食事管理と筋トレを行うことが、肥満改善の最適解だと思います。

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