運動プログラムのポイント

ダイナミックストレッチの具体例を動画で解説。運動前に行い怪我を予防しよう

当サイトでは、これからダイエットを始める方に「筋トレ」を推奨していますが、それと並行して「ストレッチ」を行うこともおすすめします。

ストレッチは静的なストレッチと動的なストレッチがありますが、ここでは(動的な)ダイナミックストレッチを紹介したいと思います。

ちなみに静的ストレッチは反動を使わずに、筋肉を静かに伸ばす方法で、動的ストレッチは身体をダイナミックに動かして血行を良くするストレッチです。

なぜダイナミックストレッチなのか?

それはダイナミックストレッチが、心拍数を上げ、筋肉への血流を増やし、体温を高め、柔軟性や可動域、安定性の向上につながり、身体を動かすための準備をしてくれるからです。

運動前のストレッチは、(静的な)スタスティックストレッチよりも(動的な)ダイナミックストレッチのほうが効果的であることがわかっています。

そんなダイナミックストレッチのメニューを動画で解説していきたいと思います。

ダイナミックストレッチのメニュー

以下が主なダイナミックストレッチのメニューです。参考にしてください。

ワールド・グレイテスト・ストレッチ

「世界で最も偉大なストレッチ」という名前が付いているストレッチです。

【目的】

腰背部、ハムストリング、体幹部、股関節、鼠徑部、股関節屈筋群、大腿前部の柔軟性を高めること。

ドロップランジ

【目的】

腰背部、臀筋群、腸脛靭帯、大腿外側部の柔軟性を高めること。

【ポイント】

身体の軸がブレないように注意しましょう。上半身がグラグラと揺れないように、一本の柱のつもりで軸を保ってください。

ハンドウォーク

【目的】

肩周辺と体幹部の安定性を高め、ハムストリングスやふくらはぎ、腰背部などの背面の可動域を高めること。

【ポイント】

手は肩幅、足は腰幅で歩き、体幹部や臀部がこの幅から外れないように注意しましょう。進められる限界まで手を進めたら、手を元の位置に戻すために足の方へ持ってきましょう。

ラテラルランジ

【目的】

鼠徑部と股関節周辺の可動域を高めること。しゃがみ込むことによる体幹部の強化。

【ポイント】

つま先と膝を正面へ向け、足の裏をしっかりと地面につけて行いましょう。

インバーテッド・ハムストロングス

【目的】

動的な体幹部の安定性とともに、ハムストリングスの柔軟性と片足状態でのバランス能力を向上させること。

【ポイント】

頭部から足首まで身体を一直線に保ちます。背中が傾かないように平行に保つことを意識しましょう。

静的ストレッチを行うとパフォーマンスが悪くなる

ダイナミックストレッチのメニューを動画で紹介しましたが、どのメニューも簡単に実践できそうですよね。

動画を参考にしながら、正しいフォームで行うようにしてください。

余談ですが、静的ストレッチは怪我の予防にはつながらないという結果やパフォーマンスを低下させるという研究結果があります。

欧州スポーツ医学会は、静的ストレッチを行うと最大筋力が低下するという見解を示しています。理由は筋肉の弾性が失われ、瞬発力や筋力が低下するから。

筋トレを行う前の準備としてストレッチを行う場合、静的ストレッチよりも動的ストレッチを選択しましょう

ダイナミックストレッチは、心拍数を上げ、筋肉への血流を増やし、体温を高め、柔軟性や可動域、安定性の向上につながり、身体を動かすための準備をしてくれます。